2024.02.11 10:58デジタル化を推し進めることへの危機感便利さの陰に隠れる危険性IT化という言葉すら死語になりそうな昨今、デジタル化の波はあらゆる業界に浸透している。書類のデータ化から始まり、農業・建設業といった、人工がベースとなるアナログ業界もデジタル化によって、仕事の仕方が変わっていく。大量に保管されていた書類スペースがPDF化によって、がらんどうになっている状態などを見ると、世の中が便利になったことを感じざるを得ない。それを活用して、いらなくなった書籍をデータ化するサービスも登場している。もはや本棚は必要なく、タブレット一冊に何千冊の書籍を保存しておける時代がやってきたわけである。そうした「便利さ」に浸っているとある問題が常に頭に付きまとう。情報漏洩の危険性である。先ほどの書籍のデータ化サービスを例に...
2023.09.30 08:03俯瞰する目映画やテレビは制作者の意図に沿ったものが作られる。彼らも伝えたいものを作り出す、一個人に過ぎないからだ。政治、宗教、社会構造をテーマにしたものはその傾向が顕著に現れる。ひとつの事実を取り扱ってある場合も、制作者の意図に沿ったゴールが設定されており、ストーリーはそのレールをなぞっているだけだからだ。被害者はクローズアップされがちだが、多角的に見れば、彼らがコミュニティの破壊者だったりもする。また、インタビューされる人はレールを補完する人間が選ばれている。特に注意したいのは「専門家」というカテゴリーの中にいる、客観的な意見を期待されつつも、主観的なことしか述べられない人物だ。無垢な思考の人が多い日本人にこそ俯瞰する目を持ってほしい。権威や習慣にとらわれず、...
2023.08.20 06:48少子化と拡大家族2016年厚生労働省政策統括官(統計・情報政策担当) 現在の日本の社会状況は、子どもを育てやすい環境とは言えません。共働き家庭ありきで経済が構成され、子どもが帰ってきても母親が家にいないということも珍しくありません。また、一人親家庭の割合は2.5%を超え、日本の未来を担う子どもたちを取り巻く環境は悪化の一途を辿ります(厚生労働省 参照)。また、子どもが家庭に居場所を築けずに、自信を持てないことから、アイデンティティを形成できないという状況も生まれています。その状況を打開するために、提案したいことは、拡大家族の家庭の割合を13%以上にすること、子どもを多く抱える家庭の税金還付と虐待家庭の削減を並行して行います。日本の現在抱える社会問題のほとんどは、日本人...
2022.07.16 07:00日本教育を破壊したGHQの四大教育指令(加筆)第一指令 「日本教育制度の管理」GHQの占領政策に対し批判する者を教育界から徹底して排除する基本方針を示した第二指令 「教職追放令」公職追放の一環として、第一指令に従ってGHQの政策に反対する官僚や教職員を解雇するように指示を出した。つまりは日本の民主化に弊害となる思想を持った人間を追放した第三指令 「神道指令」国家神道に対する政府の保証や支援などを廃止し解体させ、日本の歴史や伝統の正統性を教育できないようにした第四指令 「修身、国史、地理の停止」修身(道徳)、国史(日本史)、地理の授業を停止させる指示を出した。鎖国体制から明治維新を経て、大きく躍進した日本が欧州諸国に植民地にされていたアジア諸国を解放するまで(大東亜共栄圏の形成まで)成長した発展の経...
2022.06.11 01:28多様性の長所と短所多様性がベストなのか20代後半、外国人と触れ合う機会が格段と増したことで私の視野は開かれました。今まで日本国内に拘っていたことを恥じ、「開かれた社会=良い社会」と信じて、活動するようになりました。それは多角的な視点を得る、という点に関しては間違いではなかったと思いますし、個人の活動としてはやはり色々な価値観に触れるべきだと今でも信じています。しかし、社会構造の視点で見たときに、「多くの視点や意見を受け容れることが正しい」というのは、今の日本を見ていて疑問を感じるようになりました。民主主義を信奉する社会大多数の意見に従うことが最大多数の最大幸福をもたらすというのが、現代日本の常識です。その考えに至った一番の転機は敗戦とGHQの占領政策です。その結果、日本...
2022.05.17 21:35子育てに大切なのは環境おもちゃの変化本日、子供をminecfaft javaのスクール体験につれていきました。感覚としてはレゴブロックの延長線上で、それをネットを介して協力したり公開したりして自己顕示欲をより満たせるようになっているまさに現代のおもちゃという印象でした。確かに、自分がこどもだったらこれはハマるな、という良い印象と、現実で五感で体験できることをなぜITツールの中に閉じ込めてしまうのか、という悪い印象を抱きました。また、このスクールの目の付け所にはただただ感心しました。子供たちがminecraftに没頭している間は特に特別な技能をもった講師は全く必要なく、大会や合宿で「子どもが協調性を養える」と謳えば、高額なラーニングコストにも我が子可愛い親は投資を惜しまないわ...
2022.01.25 07:10「自由」が本当に幸せ?書いていたら話が膨らみ過ぎて、自分でも着地点が見えなくなった記事であることを告白しておきます、、、🙇♂️なんでも選べる=なんにも選べない?「昔は自由なんてなかった」という言葉を誰しも一度は聞いたことがあるでしょう。職業選択、結婚相手、住むところなど、今では当たり前の選択が、かつては許されていなかった時代がありました。メディアや世論、漫画でも一様に「(選択の)自由って素晴らしい!」と述べられていますが、今日は違った観点から自由な選択が人々に与える影響を深堀してみようと思います👀大前提として、選択することが苦痛の人間が一定数いることの事実です。自由を与えれば、人は誰しもが翔ける、というのは幻想であり、誰かが決めたことを淡々とこなすことを望む人たちがい...
2022.01.17 01:12心理的安全性と二拠点居住🏡というパワーワード人は心の安らぎが必要人はビクビクした環境では本領を発揮できない、安全を担保された環境が大切である、ということが謳われており、その説明によく使われるのが心理的安全性という言葉です🍵日本企業で考えると、終身雇用制はこの心理的安全性を確保する施策といえるし、実力次第で即解雇される外資系企業の素地には家族という強い絆を今でも大切にする欧米文化があるといえるでしょう。ただ、どこかでこの心理的安全性が確保していないと人の精神は崩壊してしまいます。誰かを指導する立場の方はこの言葉の意味をよく理解しなければなりません👨🏫現代の心理的安全性首都圏のギスギスした人々を見ていると、この心理的安全性が足りていないから起こるのであろう状況が数多く存在します。辛い通勤時間...
2021.07.23 06:47なぜSDGsやチベット問題が最近になって話題になっているのかメディアが誘導する世論の裏側にあるもの2015年に国連によって提唱されたSDGsは、周知のとおり、持続可能な発展をシンボリックな17のカテゴリーに分けて、可視化したものです。その前の標語であったMDGsに比べると、日本国内での認知度は月とスッポンの違いであり、未就学児ですら聞いたことがある単語となっています。そこで疑問に思うのは、なぜここ数十年間顕著になっていた環境問題に対して急に着目することになったのか、なぜここ数年で急にSDGsという標語を浸透させようとメディアや官公庁が躍起になっているのか。その回答に行きつくために、大きなキーワードとなるのは中国の台頭です。中国の台頭を潰すための方向転換中国の経済発展はもはや止まることはありません。批判的なメディ...
2021.05.31 10:13道を失う子どもたち「なんでも自由」に苦しむ子どもたち「自由」こそが最良とする意見が日本だけでなく西側諸国では多数派です。言論の自由、表現の自由が謳われ、報道の自由ランキング(現在、日本は67位/180位)というものも作られています。独裁者や王政が認めなかった自由を、国民に広く行き渡らせることが資本主義・自由主義の根幹とされているからです。ところが、選択肢が多すぎることが人生に不安感をもたらすこともあります。 多数の選択肢から「選ぶ」という行為を苦痛に感じる人間は少なからず存在するのです。例をあげるなら、多数ある保険から何でも自分で選べるなら、「ほけんの窓口」の商売は成り立たないでしょう。人はそれほど自分の選択に自信があるわけではなく、また、全てを選択の結果と片付けること...
2021.05.18 00:52なぜイスラエル・パレスチナが対立するのか分かりやすく簡潔に解説<パレスチナ問題とは>イスラエルがパレスチナ難民の住んでいる地域に侵略している問題として知られています。詳しくは、イスラエルが区画壁でガザ地区を囲い外界と遮断し、ヨルダン川西岸地区にユダヤ人入植地を増やし続けることでパレスチナ住民との軋轢が生まれ続けている現状が争点となっています。ここ数日の争いはイスラエル国防軍(IDF)とガザ地区を実効支配する国際テロ組織ハマスとのミサイル応酬です。日本のジャーナリストは弱者側の視点に立ちたがる点、メディアは石油資源によるアラブへの遠慮から、パレスチナ側からの報道が常である点、ユダヤに対する偏見が根強い点に疑問を呈し、双方の視点を踏まえて、イスラエル・パレスチナ問題を紐解いてみることにします。<なぜイスラエル🇮🇱...
2021.04.27 04:59日本が第二次世界大戦の悪者と学校教育はいつまで教えるのか日本は永遠の悪者か日本の歴史授業では第二次世界大戦において、日本は「(悪の)枢軸国の一角としてドイツとイタリアと共に戦争を引き起こした国」として教えられます。戦勝国側の視点として、そういった視点があることも事実ですし、否定はしません。問題なのは、それを日本国内の授業で戦後ずっと生徒に教え続けることです。日本の戦後史はいつも曖昧に終わらされてしまい、近代日本の国際的な立ち位置は歴史の授業では学びません。それでは、現代に連綿と続く日本の軌跡が完成せず、歴史が尻すぼみになってしまいます。物事には原因があって結果があるドイツのナチスがなぜ軍国主義に傾いたのか、日本がなぜ真珠湾を攻撃して太平洋戦争を開戦するに至ったか、全てには策略と理由があります。満州国について...