犬食文化への規制と異文化への制約

Kazuma Muroi

Shalom Homesの代表取締役。NPO法人横浜市まちづくりセンターの理事。執筆テーマは古武術・子育て・民俗学・宗教学。

犬を食用とする伝統文化がある韓国で、「食肉処理」に限定した違法判決がくだりました。
同様の文化は中国にもあり、他のアジア圏にも存在するのかもしれません。

ここで、疑問に思うのは世界を牛耳る欧米文化の視点で、受け入れがたい文化を断罪していくのはいかがなものなのでしょうか。
日本の捕鯨も然り、地域ごとの伝統文化について、他国が介入することほど無粋なものはないでしょう。
動物愛護などの観点で語るならば、菜食しか道はなくなりますし、植物すら声を上げない生物と見るならば、何も食べるものがなくなってしまいます。

結局はこうした議題も人権問題同様、ただの価値観の押し付け合いに過ぎないのでしょうね。

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