2022.08.14 23:101913年の東京の人々今から100年以上前の東京(1913-1915とのこと)の暮らしです撮影機材が大きかったのか、町ゆく人々がカメラ目線で歩いてきます慎ましい服装、人々の表情、広島に原爆が落とされたこの8月6日に観ると感慨深いものがありますThis movie shows us the scene of Japan 100 years ago.There are images of people who live humblely.Watching August 6th, when the atomic bomb was dropped on Hiroshima, gives us a special feeling.
2022.07.19 02:52「花は桜木 人は武士 柱は檜 魚は鯛 小袖はもみじ 花はみよしの」の意味ことわざ「花は桜木 人は武士」諺(ことわざ)としてよく知られているのはこのフレーズまで。どちらも散り際の美しいということで謳われています。春の桜の散り際、武士の誇りのために死ぬ姿、終末主義の日本人の胸を打つその振る舞いに江戸の人々を心を震わせたようです。実際はこの後にも柱・魚・小袖とあらゆるカテゴリーで最も優れているものを讃える文章が続きます。一休宗純禅師の言葉として伝わっていますが、なかなか粋なものですね。それではそれぞれのカテゴリーの内容を少し詳しく見ていきましょう。花は桜木🌸言わずと知れた日本の代名詞、桜です。SAKURAというフレーズは外国でもNINJA、SAMURAI同様によく知られています。咲き始めは春の到来を告げ、満開時は花見をする人々...
2022.07.14 05:33霰(あられ)肌の南部鉄器は熱が冷めにくい??文化人類学の勉強をしていて気になることがありました。アラレ肌を使って湯を沸かすと、湯が早く沸き、しかも冷めにくいことが判明している。え?なんで??どうしてあのブツブツがあると、熱が冷めにくいんだ?文献には事実しか載っておらず、気になって(ネットで)調べてみることにしました。そもそも、霰(あられ)とは南部鉄器の鉄瓶についているぶつぶつです。南部鉄器といったらぶつぶつやかん、と思っている私ですが、そのぶつぶつが意外と効果があるそうな。
2022.03.29 07:09現代の忍者を研究する、日本忍者協議会4月11日に参議院会館でイベントを開く大和の心ですが、今回のセミナーはこちらの忍者協議会さんがパネリストなのかな?トップページで流れるムービーからしてめちゃくちゃ面白いので、ぜひ観てほしいです。忍道入門試験などここだけの面白いコンテンツがあります。
2022.01.06 06:01「祭り」が繋ぐ地域の輪伝統文化大好き仲間のリカコさんが運営に関わる団体のご紹介。伝統工芸にばかり着目していたので、こういった無形文化の伝導はとても新鮮でありがたいものでした。「県外に出ている人が祭りのために帰ってくる」というのが地元愛だけでは語れない責任感もうかがい知れますし、彼らにどの祭りが一番すごいかと尋ねると 「うちの祭りが日本一」と皆が口をそろえて回答するのが面白い😊 お祭りって多世代の交流、地域住民の交流、外部のお客さんとの交流など、様々な人の繋がりを創出することができる上に、単純に参加者が気持ちよくハッピーになれる不思議な「場の力」があります。こうした観点から日本人の精神を後世に伝えていこうとするのも、とても興味深いものですね。
2021.10.27 10:09念願の国立歴史民俗博物館へかねてより訪ねたかった国立歴史民俗博物館へ行くために、有給とって平日に佐倉市へいってきました。結論、ジオラマや、映像など、担当の方々の渾身の様子が感じられる素晴らしい博物館です。 6時間ぶっ通しても観きれないほどの展示と、分かりやすい説明はまた来たいと思わせるに充分でした。文化人類学って深いなぁ📖特別展で2時間費やしてしまったのが今回は失敗、次回は開場からじっくり常設展を回る様にしたい。
2021.06.23 01:35弘法大師空海は稀代の天才だった学生から「真言宗と天台宗の違いが分からない」という質問を受けました。高野山への旅行や、密教のさわりを勉強した身としてはちゃんと教えてあげなくてはならないと資料をまとめてみた結果、完全に真言宗にふりきった資料が出来上がってしまいました。そんな形でも真言宗についての理解は深まってくれたようで、「高野山を見てみたい」という日本の古代仏教に興味を持たせることに繋がりました。
2021.06.21 06:57文化人類学者と邂逅する日々愛読している『精霊の守り人』シリーズ、『獣の奏者』シリーズ、『鹿の王』などの著者、上橋菜穂子さんが文化人類学者と知って、背筋がゾクッとするほど興奮しています。福田アジオさん、宇田川彩さん、その他にも色々と興味をもつものが全て文化人類学へと繋がることを実感する日々です。大学院に入りなおして、文化人類学博士を目指したいくらいです。仕事がそれを許さないが、一度きりの人生。色々と考えてしまいます。
2021.05.18 00:52なぜイスラエル・パレスチナが対立するのか分かりやすく簡潔に解説<パレスチナ問題とは>イスラエルがパレスチナ難民の住んでいる地域に侵略している問題として知られています。詳しくは、イスラエルが区画壁でガザ地区を囲い外界と遮断し、ヨルダン川西岸地区にユダヤ人入植地を増やし続けることでパレスチナ住民との軋轢が生まれ続けている現状が争点となっています。ここ数日の争いはイスラエル国防軍(IDF)とガザ地区を実効支配する国際テロ組織ハマスとのミサイル応酬です。日本のジャーナリストは弱者側の視点に立ちたがる点、メディアは石油資源によるアラブへの遠慮から、パレスチナ側からの報道が常である点、ユダヤに対する偏見が根強い点に疑問を呈し、双方の視点を踏まえて、イスラエル・パレスチナ問題を紐解いてみることにします。<なぜイスラエル🇮🇱...
2019.03.25 04:40なぜ行事で使う派手な服を晴れ着と呼ぶのか、ハレ着の由来元来、お祭りを大切な宗教行事として捉えていました(祭り=祀り)。祭りは異界に住むものとの交信を行う儀式という位置づけで、神や霊魂、悪霊を祀ったり鎮撫するために用いられたのです。そんな中で農耕民族の日本人が特に重要視したのが秋の収穫祭です。今でも祭りと言えば夏の終わりから秋にかけて行われるのは、稲の収穫時期に行われていた収穫祭の名残です。新嘗祭など、有名な祭事はいまでも宗教的な要素を多く含んでいます。そうした特別な空間となる祭りは日常生活とは異なる節目、ハレの時と呼ばれました。逆に通常生活を営む時間はケの時と呼ばれました。つまり、農業に勤しむ日常生活をケの時間として過ごし、次の日常に切り替わる前の節目のハレの時間としてメリハリをつけていたわけです。今の正...