インターネットの速度向上と睡眠不足の比例関係

Kazuma Muroi

Shalom Homesの代表取締役。NPO法人横浜市まちづくりセンターの理事。執筆テーマは古武術・子育て・民俗学・宗教学。

インターネットに関わらず、ゲーム・テレビといった娯楽機器が人々の健康に及ぼす悪影響は、本人が意識しなくとも確実に心を蝕んでいきます。
学生と話していると、彼らの生活の中にスマートフォンアプリによる浸食が如何に甚大であり、仮想空間での自分の評価に精神を大きく左右されていることが伺えます。
「スマホなしでは生きていけない」
という言葉が散見されるほど、彼らの生活はスマートフォン(むしろネット空間とカメラ)と切っても切り離せないのです。

連絡の即時性、情報伝達の速度を追求することで生まれた携帯電話の究極系がスマートフォンですが、はたしてこの機械は人を幸せにしているのでしょうか
言い方を変えると、スマートフォンがない時代の人々は不幸だったのでしょうか。
連絡が返ってこないことでストレスを感じる、自分が返さないことで文句を言われる、暇つぶしのつもりで見たネットに1時間以上つかまる、など皆さん経験があるのではないでしょうか。
便利なはずの機械の存在が人を拘束する道具に成り下がっていないでしょうか。

私は、意図的に携帯電話を手放す時間を作る様にしています。
睡眠前は当然ながら、休日もPC・スマートフォンの類はあまり触らないようにしています。
すると、自分の睡眠時間が規則正しくなっていくことに気が付きます。
夜の煌々とした蛍光灯も暖色系に変え、蝋燭のともし火に変え、自然と眠くなるようにしています。
少し脱線しましたが、携帯電話は目に入らないところに置いておけば気にもならないのです
 
ユダヤ人の友人がこう言いました
「人は欲望に勝てないんだから、見ないに限る。僕は興奮してしまうから美人が来たら目を逸らすんだ。」
後半は彼なりの冗談でしょうが、的を射た考え方だと思います。

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