広告が増えると人の幸せが減る

Kazuma Muroi

Shalom Homesの代表取締役。NPO法人横浜市まちづくりセンターの理事。執筆テーマは古武術・子育て・民俗学・宗教学。

欧州27カ国で、広告と人間の幸福度の調査が行われました
結果、広告への支出が増える程、国民の生活満足度は下がることが判明

しかも27カ国全てで同様の結果がでました


以下、抜粋

「仮に広告費が倍増すると、国民の生活満足度は3%も低下するとのこと。これは結婚が生活満足度に与える影響の約半分、失業が生活満足度に与える影響の約4分の1」


確かに、テレビ番組のいいシーンで広告が表示されてり、アプリゲームの合間に登場する広告にはイライラさせられます

ただ、きっと一番の問題は広告が人々の不安を煽って購買意欲を掻き立てようとすることでしょう

年相応の容姿なのに若作りをしたり、使わなくてもいい化粧品を使ったり、太っていないのにダイエットしたり

「私ってみんなに比べて劣っているのかしら」と無駄な危機感を煽るのが広告の手法です

そりゃ確かに「みんな今がハッピーだね!」「今持っているもので十分暮らしていけるね!」って明るいCMが流れたら誰もモノを買わなくなりますね


もう一つはメディアが作る価値観形成です

女性はこうあるべき、高校生は青春すべき、アメリカ人はブロンドヘアーであるべき、イスラム教徒はヒジャブを被るべき、日本人は侍魂であるべき

"washbrain"つまりは洗脳に満ち溢れた広告やメディアが世間に多過ぎて、そこから外れている人を不幸な気持ちや焦る気持ちにさせてしまうのです


広告会社の意図も理解できなくはないですが、今の野放図な広告には規制が必要でしょう

特に影響力の強い地上波のCMへの規制は喫緊の課題です

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