避妊は女性がするもの?仏での常識

Kazuma Muroi

Shalom Homesの代表取締役。NPO法人横浜市まちづくりセンターの理事。執筆テーマは古武術・子育て・民俗学・宗教学。

今回はややsexualなお話です、


私は避妊と聞くと、第一はコンドーム、第二がオギノ式(+外出し)を連想します。

オギノ式は妊娠法であって、避妊法ではないと聞いたことがありますし、安全日・危険日という考え方も避妊で活用しないでほしいというのが医師の意見です。

「コンドームを彼氏がつけてくれない」ということで悩みを聞いたことは数あれど、彼女たちも「生(ゴム無し)の方が気持ちいいし、別にできないでしょう」という緩い考えだったのは学生の頃の思い出です。

それはさておき、フランスでは女性側が自分の身は自分で守るべくピルを常用する、のが主流派とのことです。

また、男性側からもピルを飲んでもらうことを推奨するようであり、費用も保険外の日本とは違い自己負担35%で服用できます。


日本は明治期に西洋文化がドッと入ってきて、キリスト教式に染まり始めたことで性に対する考え方が非常にsensitiveな扱いを受けるようになりました。

戦後もそれは続き、中途半端な西洋化を受け入れて固定したままの教育が行われています。

一部ではありますが、大人との性交を行う中高生が増えている現状で、こうした避妊に対する考え方を学校で真剣にする機会があってもよいのではないでしょうか。

また、国の政策として、今の少子化対策と交えながら新たな政策を考える時期が来ていると私は思います。


蛇足ですが、日本の小中学生の堕胎理由の過半数が親族からの性交・大人からの強姦、とのことです。

そのあたりを非常に生々しく、かつ、読者に考えさせるように記した漫画が『透明なゆりかご』です。

試し読みもあるので、ご興味がある方、一読ください。

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