嵐の活動休止・大阪なおみ優勝からみる日本人の感性

Kazuma Muroi

Shalom Homesの代表取締役。NPO法人横浜市まちづくりセンターの理事。執筆テーマは古武術・子育て・民俗学・宗教学。

ジャニーズ筆頭の稼ぎ頭である嵐の活動休止報道で、国内の若者は騒然としたことでしょう。

不仲かと思っていましたが、記者会見からはそうでもなさそうな雰囲気。

「無責任では?」というアホな質問をする記者もどきの発言もあるくらい、みんなが混乱していたということでしょう。

また、大阪なおみの全豪オープン優勝、アジア勢初の世界ランキング一位という快挙も日本を沸かせました。

大阪なおみが無名時代からサポートを続けてくれた日本に恩義を感じて、日本人として登録してくれているという情け深い話も。


ここで、日本人って面白いなって思ったのが、「嵐」という存在が消えることで悲しみにくれたり、希望を失う人が大勢いたり、「大阪なおみ」にあやかって同じユニフォームやラケットがバカ売れしたりする現象。

彼らの存在が、そういったある意味信心(?)深い日本人の心の支えになっているんだなと。

日本は戦後、宗教が人々の心から離れた隙間を、こうしたアイドルや有名人が埋めているのかな。

つまりは、宗教を信じていない日本人の心の空白をこうしたアイドルという偶像が補ってくれているのかなと。


外国人でもジャスティンビーバーに熱狂している女性とかいるから、一概に宗教のせいとも言えないのかもしれない。

しかし、自分の心に確たる信念を持っていれば、こうした有名人の一挙手一投足に心を左右されることはないんじゃないだろうか。

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