キャバ嬢1位の魅力と気遣い~若さの美しさは真の花にはあらずただ時分の花なり~

Kazuma Muroi

Shalom Homesの代表取締役。NPO法人横浜市まちづくりセンターの理事。執筆テーマは古武術・子育て・民俗学・宗教学。

彼女の第一印象

幼い時から顔見知りだった姉妹の友人が、キャバクラ嬢のトップに君臨し続けた猛者だったという話を聞いて、どんな人が一位になるのだろうと思い、改めて会ってみました

私はキャバクラには接待で数回行った程度で、あまりあの空間が好きではありませんでした
特に話が面白くない若いだけの女性に、なぜお金を払ってまで話をしなければならないのか
そこそこのグレードのお店でも同様でした
銀座のクラブで、和装で出迎えてくれるお店くらいになると素晴らしい女性がいるのかもしれませんし、私が今まで行ったお店がハズレだっただけかもしれません

兎にも角にも、会ってみての第一印象は飾らなくても溢れる魅力のある女性でした


水商売で一位を維持することの意味

見た目が抜群なのはケアが行き届いているのもありますが、自分の美を保つためにはストイックであり続けます。
そして、それを自慢げに語ることは決してなく、尋ねたら答えてくれる程度の謙虚な姿勢。
褒めても微笑、けなしても微笑、常に笑顔を絶やしません。

人と話す場で携帯電話を開いたりなど、決してしません。
また、どんなささいな会話でも必ずキャッチしてリアクションをする力、また、距離感を保つ術が特別優れていました。

大金が行き交う水商売の世界、生き馬の目を抜く世界で一位を維持し続ける方の人間力というものをまざまざと見せつけられました。
これは若さの露出だけで売れると思っている女性や、アルバイト感覚の女性では太刀打ちできないのも分かります。

どのような仕事をしても、彼女のような立ち居振る舞いができる方は重宝されることでしょう。


若さの美しさは"真の花にはあらず ただ時分の花なり"

私の少ないキャバクラ・クラブ・スナック経験を通して、100人程度の女性とはお話したと思いますが、彼女は文字通り"抜群"の人間というのが一度で分かりました。
容姿が綺麗な女性は世の中沢山います。
しかし、相手の意を汲み取れる会話力、押し付けがましくない思いやりを兼ね備え、常に自分を磨き続ける努力ができる方がどれほどいるのでしょうか。

元一位のホストの方ともお話したことがありますが、彼も会話や気遣いは群を抜いていました。
若干、仰々しい振舞いだったのが玉に瑕でしたが、女性を虜にするには十分な魅力を備えており、彼女と共通するところは多々持っていました。

特別に飾らずとも日常からこういった振舞いが身についている彼らの努力は、単純にモテたいお金が稼ぎたいという想いで水商売に飛び込む人間とはレベルが違います。

常に対面する相手が気持ち良くなるように動ける自然な習慣こそ、真の花と称するに相応しいものです。


学生に磨いてほしい自分の内面

今が旬とばかりに女性と遊び狂ったり、肌を露出する服を着たり、青春を謳歌するのは楽しいものです。

しかし、若さという一瞬の輝きはせいぜい25歳程度までで、そこから人の評価は内面と教養が大部分を占めるようになります。

何を隠そう、私自身もぱっぱらぱーの薄っぺらい男だったので、社会人になってもっとも苦労したのが中身を磨くことを怠った結果の厳しい洗礼でした。

CMもゲームやアニメの娯楽が溢れ、東京の駅構内でもゲームアプリの巨大広告が連なる異常空間に囲まれる中で、自分を律し続けるのは並大抵のことではありません。

・自分磨きは一朝一夕には身につかない継続の世界と知る

・一緒に励まし合う仲間を作る

これからも魅力ある人間になるために、自律する心を意識してほしいものです。







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