ドイツの年間労働時間は日本より350時間も短い!

Kazuma Muroi

Shalom Homesの代表取締役。NPO法人横浜市まちづくりセンターの理事。執筆テーマは古武術・子育て・民俗学・宗教学。

GDP3位の日本と4位のドイツの労働時間を比較して、年間労働時間が350時間も日本は長い!という内容です。

ざっくり一日1.5時間も労働時間が長いって、そりゃたまらんな。

というのが、最初の印象。


ところが

日本の年間労働時間が1710時間と、OPEC平均(1751時間)より短いのに、おや?と思って計算してみました

1710時間 ÷ ( 365日 - 平均年間休日120日 ) = 一日平均労働時間6.98時間

こんな短い労働時間の会社は聞いたことがないし、役所ですらあり得ません。

パートタイマーの一日3時間勤務などを含めているのでしょうか?

ちなみに、かなりホワイトな民間企業で計算しても、

一日8時間 × 年間労働時間245日 = 年間労働時間1960時間

これがブラック企業なら3000時間も簡単に超えます。

つまりは、ドイツとの差は500時間~1000時間超の可能性があるのです。


ドイツも同様の条件なのかもしれませんが、一日10時間を超える労働を法律で禁止していることを勘案すると、せいぜい日本のような飽きれる「誤差」ではないでしょう。



日本人が働きすぎというのは有名な話。

ですが、それは労働時間の話であって、生産性が低く、意気軒高な他のアジア人にとって代わられることが危惧されるのも事実です。

あまりに、彼らと日本人との労働意欲が違うことに、財界人がどれほど危機感を抱いているのでしょうか。

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