6600万年前の隕石衝突により、白亜紀の動植物は99.9%が死滅したと言われています。
ベルクリーク累層は3030km離れた着弾地点からの土砂や粉塵によって、その当時の生態系が原型に近い形(欠損部分の少ない完全体)で化石化しているということです。
考古学者からしたら夢の発掘場なのでしょう。
広範囲にわたって地層が広がっており、いまでも発掘は続いているそうです。
それを聞いてすぐに思いついたのが、本文中にもありますが、ローマの古代都市ポンペイです。
付近の火山の噴火で、逃げる間もなく火山灰の下に埋もれることとなりました。
発掘された時には、道路や建物の構成、調度品など様々なものがローマ時代の姿のまま出土したそうです。
当時の生物にはたまったものではありませんが、こうした遺跡遺構の話を聞くと悠久な時を感じずにはいられません。
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