無警戒な日本の方々へ

Kazuma Muroi

Shalom Homesの代表取締役。NPO法人横浜市まちづくりセンターの理事。執筆テーマは古武術・子育て・民俗学・宗教学。

タダより怖いものはない

現在の世の中に溢れている無料サービスの数々。

特に画期的なのはインターネットを置いて他にないでしょう。

そのインターネットに溢れる情報を全て覗き見られているとしたら、、、

ということで元CIAでそのようなピーピングを生業としていたスノーデン氏の記事の紹介です。

プライベートなメール、秘密のファイルを見られたらと思うと夜も寝れない!とはほとんどの人が思うことでしょう。

しかし、もう少し大きな視野で見てください。

インターネットを牛耳ることができるとなると、国家間の争いが起きた時に相手の意図を事前に汲み取ることができるということです。

具体的に言えば、戦争時に敵対国の暴挙を未然に防ぐことができますし、相手国のIT社会を暴走させることもできるということです。


アメリカに逆らうことはできない

かつての第二次世界大戦で最もアメリカを苦しめた大日本帝国はもはやなく、GHQの策謀により完全に骨抜きにされています。

アメリカは追随する世界二位の国を蹴落とすことに躊躇することはなく、冷戦期のソ連、バブル時代の日本を失墜させたことは記憶に新しく、現代では中国に対して経済戦争を仕掛けつつあります。

そんな中で、日本企業でMicrosoft製品がシェアを高め、iPhoneユーザーも多数を占め、Googleの無料サービス無くして社会は回らず、facebookには多くの個人情報が溢れている。

日本が脱アメリカを達成するには戦後史の倍以上の期間がかかるでしょう。

そして、日本がアメリカと対等に渡り合えることはそれまで有り得ないのです。


日本はアメリカに重要視されていない

スノーデン氏の意見に寄れば、米国は同盟国をグループ分けしており、日本はその他大勢の国々と同じサードパーティーに分類されています。(ちなみに重要なセカンドパーティはカナダ、イギリス、ニュージーランド、オーストラリア)

日本の防衛力がアメリカに大きく頼っている現状で、有事の際に彼らがセカンドパーティを優先したために、日本の防衛が二の次にされる可能性があります。

また、日本がセカンドパーティと揉め事が起きた際には、きっとアメリカは助けにこないでしょう。

情報戦だけでなく、軍事力の点でも日本は課題が積載しています。



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