インド領センチネル島、サンゴ礁に囲まれた70平方kmほどの島にセンチネル族と呼ばれる原始部族が住んでいます。
彼らは近代文明を拒み、島に近づくものに矢を浴びせることで独立を保っています。
過去に、この島に漂着した2名の男性がなぶり殺しにされる映像をみたことがありますが、今回は教化を画策したキリスト教宣教師が犠牲となったようです。
大航海時代に宣教師を尖兵として、植民地開拓を行ったキリスト教ですが、センチネル族は過去の歴史を知ってか知らずか受け容れようとしなかったようです。
こうした先住民部族が自分たちのアイデンティティと部族存続を保つために、こうした激しい抵抗をすることは、生物的本能として当然のことです。
逆に文明国の人間が無警戒過ぎると言わざるを得ません。
過去、アメリカ大陸先住民が欧州人が持ち込んだ疫病や戦乱によって、人口を激減させてしまったように、センチネル島を興味本位で探索するのは反対です。
このような未開の地を解明したい心理は理解できますが、触らぬ神に祟りなし、探ってはならないものも世の中にはあるのです。
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