何十年前からインターネットでも上がっているこの話題、「パンチを強くするためにはどうするの?」というもの。今回お話しするのは私の生徒さんのうちの3名が劇的にパンチ力が上がったので、その方法をお話したいと思います。
パンチ力と強さにはいくつかあり、
1)面としての衝撃力が強いパンチ
2)打撃の硬さのあるパンチ
3)貫通力のあるパンチ
この3に近づくほど難しく、また効くパンチだという認識で間違いないです。そんな中で、私の生徒さんがこれらを身に着けてくれたトレーニング方法はずばり
拳立て!
これのみです。
①は力がある程度強い人・体重がある人なら誰でもできます。②は拳をインパクトの瞬間に握りこむタイミングが掴めていないとできません。③は床を蹴った力を体の中で連動させてしっかり体重を乗せたパンチにしないと打てません。そういった意味で一朝一夕で身につくものではありません。
なぜ拳立てがパンチ力に効くかというと、床面を押して体を持ち上げる動作が、パンチを対象に打ち込むインパクトの瞬間と似ているからです🤜🏻では、具体的な事例で行きます。
<初心者Sさんのケース>
手足が長く、細見の男性で、パンチのパの字も学んだことがないという方でした。ミットを強く打つことも初めはできませんでした。
まず、足の配置や手の運びを教えて、とても素直に反復をしてくれました。しかし、インパクトの瞬間の力の入れ方はミット打ちを300回やってもすぐにつかめるものではないので、「拳立てを一日10回でいいので毎日繰り返してほしい」と宿題を出しました。
それから、4か月ほどして、ミットを私がもつ機会があったので、Sさんのパンチを受けてみたところ、非常に貫通力のあるパンチに様変わりしていました🥊🥊🥊
胸にミットをつけていたのですが、背中に抜けるような衝撃に感動して、思わず全生徒に注目!と声をかけてしまったほどです笑
下半身のステップはまだまだ磨く余地がありますが、肩や手首の固め方は想像以上の進化を遂げていました。
<初心者Kさんのケース>
小柄で少しぽっちゃりした女性のKさん。こちらも拳の固め方を初めて学んだ方で、インパクトの瞬間に拳頭を当てることや、手首をまっすぐにすることのイメージが掴めないという方でした。
肘をまっすぐ出すこと、体の捻転を使うことなどでフォームの修正を図りながら、彼女にも拳立てを宿題としました。
これまた数か月後に、ミットを受けてみると驚き!とても重いパンチがそこに生まれていました。体重移動はこれから学ぶ段階の彼女ですが、これが女性のパンチかと疑うほどの衝撃が胸に飛び込んできました🥊🥊
正直な話、私は拳立てにそこまでの効果を期待していませんでした🤫
私自身はボクシング経験があったので、体重を乗せることなどを感覚で学べていたので、「拳を固くしたい」という程度でトレーニングに採用していました。
生徒さんに伝えたときも、インパクトの時に体を固めるイメージを持ってくれたらいいな、くらいで自主トレをお願いしたのですが、生徒の皆さんが私の言葉を真摯に受け止めてくれた結果、スーパーパンチが生まれました🏋🏻♂️
ぜひ、パンチ力を強くしてみたい方は、まず拳立てをコツコツ始めてみてはいかがでしょうか。
0コメント