日本古武道界の重鎮、天真正伝香取神道流の大竹利典先生が先日、2021年6月7日、お亡くなりになりました。師範は2年前に引退していますが、海外に香取神道流が広まったことは、彼の演武動画が非常に大きな契機となったことは周知の事実です。その後、数多くの師範が海を渡り、日本古武道界は大いに活気づきました。それに付随して、御子息 信利氏の破門、同門者の独立離反など、有名流派だからこそ神道流には多くの波乱もありました。栄枯盛衰、必ず波はあるものです。
惜しい巨人がまた一人去ってしまいました。ご冥福をお祈り申し上げます。
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信利氏の破門の理由について、一方の意見しか聞いていないので断言は避けますが、信利氏側にも言い分はあったのではないかな、という思いです。
宗家からしたら、由々しき事態とは理解しますが、そうさせてしまった理由もきっとあるのではないでしょうか。
また、靖国神社の御霊祭り演武会で、京増重利氏にお会いした際に、とても感じの良い方でした。若輩者の私に、ご親切に古武道に対する見解を語ってくださいました。
このような方のご兄弟である信利氏、いつかお会いしてみたいものです。
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