内臓脂肪が何をしても減らない
ダイエットをしたことがなかった私ですが、激しいトレーニングから遠ざかり、食べる量は減らず、三十路を越えるという三条件が重なったことで体重が着々と育ってきました。ベストの時よりスーツの胴回りがきつくなり、やや肩回りがスムーズに。それでもあまり気にしていませんでした。ちょっとジムに通ってみたり、体術の練習をしたりとしていたものの、口から内臓飛び出るような厳しさに自分を追い込むこともなく、数年が経ちました。
痩せようと思ったきっかけは、内臓脂肪が見た目にも影響がでてきたこと、毎年1kg増える体重の成長が止まらないことに気づいたからです。世間にはダイエットの先輩方が蠢いており、特別なことは考えていませんでした。唯一、決めていたことは負担なく続けられるダイエットにすることのみです。
無理せず続けるダイエットとは
持続可能性、SDGsという国連の標語を聞いたことがある方も多いでしょう。まさに同じく、断食や炭水化物抜きダイエットや、毎朝毎晩のジョギング5km等は、単発的には達成できても、多忙な人間が継続することはできないと考えました。事実、ダイエット以外のことで難しい目標を立てた際に、数日間目標が未達成になると全てがどうでもよくなってしまったりするのです。
そこで私が選択したのは朝食を抜き、食事をしない時間を16時間確保するダイエットです。結果から先に言うと、2週間で2kg痩せました。
<ダイエットの内容>
朝食 水のみ:糖分を含まない水分補給のみ
昼食 12時前後:好きなもの好きなだけ食べる、但し腹十分目にはしない
間食 適宜:乾燥昆布、豆類
夕食 20時頃:好きなものを食べる、腹八分目にする
(20時~12時までの16時間を無摂取時間とする)
日本人の伝統は一日二食
現在の、一日三食は明治期の西洋文明の流入と共に、新しく作られた習慣です。キリスト教や道徳観念など、「西洋=今時でかっこいい」が政府主導で行われたので、食事作法や回数も西洋式が取り入れられていきました。しかし、江戸期は主な食事回数は2回でした。現代でも、食事の時間を調整できる立場にあるならば10時と17時に食事の時間を設定したいところです。一日一食を実践する芸能人は多くいます。空腹の時間を長くとることで内臓が調子を整え、新陳代謝により老化を防ぎ、肌も綺麗に血色も良くなるそうです。
ダイエットをする前から、休日は11時にブランチ、夕方にディナーと一日二食になっていたので、私はそれほど大きな抵抗はありませんでした。仕事の日はお昼ご飯前に空腹感は覚えますが、食事が一日二回になることで、胃腸を休める時間が増え、食費も減ります。また、動物は元来、空腹の方が集中するようにできており、仕事の能率も上がりました。
要は、時間もお金も節約できて、集中力もあがって痩せられるダイエット、ということです。
10代成長期の学生や、妊婦さんなど、痩せたいけど栄養を取らなくてはいけない方にはこの無理しないダイエット方法を試してほしいものです。16時間の無食事時間を設ければ、基本は食事制限をしなくて良いという理論で成り立っています。間食で甘いお菓子を食べてはいけないのは致し方無いところです。
食事をより美味しく食べることができる
また、コンビニ飯やレトルトばかりだった方は、浮いた朝食代で少し贅沢な国内産牛肉を買ってみてもいいかもしれません。現代は満腹感を満たすために粗悪で栄養素の薄い食材が出回っているため、食材を絞って美味しく戴くことは環境のためにも体のためにもいいことです。もう少しこれに慣れてきたら「weekday vegetarian」にも挑戦してみようかと思います。
より効果をあげるために
スポーツジムに通ってハードトレーニングをすることでダイエットを目指す方は多いのに、日常生活にトレーニングを組み込むことをしない人が多いのは不思議な話です。スポーツジムに通うことを習慣化できればよいのですが、もっと簡単な方法が沢山あります。
・自動車の利用から自転車利用に替える
・近くのバス停よりも徒歩20分の駅から歩く
・駅では階段を使う
駅で階段とエスカレーターが並んでいると、エスカレーターまっしぐらな方が非常に多いものです。渋滞して遅くなるのに意地でも階段を使わない謎の慣習。健常者でありながら、ベビーカーやお年寄りより先にエレベーターに乗り込む方も沢山います。せっかくの運動の機会を失しているのはもったいないことですね。
ダイエットは食事9割 運動1割と言われています。10%効果を補填するためにも、常日頃の無理のない運動を取り入れてみてください。
↑このyoutube動画が私の実践している内容をより分かりやすく語っています。
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