他県ナンバー狩りからみる国民性

Kazuma Muroi

Shalom Homesの代表取締役。NPO法人横浜市まちづくりセンターの理事。執筆テーマは古武術・子育て・民俗学・宗教学。

コロナの外出自粛要請が出てから、外出者に対する風当りは日々強くなっていく

GWになってからの話題は、他県ナンバーをつけた車への破壊行為
いわゆる他県ナンバー狩り
自警団気取りの人間による、来訪者への暴力行為である

そこから見える日本人の国民性は、村社会から脱却できない点、上意下達の体質が抜けきらない点である
コロナ発症した家や本人への差別、(欧米では英雄視される)医療従事者と家族への差別、今度は外出しない人間への暴力である
一部であることは前提としてあるが、日本人の精神は戦前から何も成長していないのである
戦後のGHQによる分析で、「ドイツと日本は枢軸国としてのレベルが異なる。ドイツは成熟した悪の国であるが、日本は未熟な国民が国家神道で統率された国であり、大人と子供の差がある」と評されている

仲間外れ叩きで自分の正当性を証明したがり、要請レベルの政府の指示を頑なに守りたがる一部の支持者
忘れてはならないのは今回の日本国内コロナ拡散は明らかに人災であり、その責任は場当たり的な政策をした首相とその側近にある
メディア操作により、拡散の犯人が「自粛を守らぬ国民」にすり替えられつつあることにも気づくべきである

自分の身は自分で守り、溢れる情報を取捨選択できる力を持つ
それが今の日本国民に求められる行動である

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