不正の温床と化す生活保護制度

Kazuma Muroi

Shalom Homesの代表取締役。NPO法人横浜市まちづくりセンターの理事。執筆テーマは古武術・子育て・民俗学・宗教学。

生活保護不正受給の問題になる度に思う

「お金で支給しなければいいのに」
現金支給を行うから、その場でバクチにつぎ込んでしまう受給者や、ノウハウの見返りに現金搾取を行う中間業者、生活保護を隠れ蓑に豪遊する不正受給者が後を絶ちません

最低限のセーフティネットとして設立した思想は共感しますが、これほど問題が噴出している中で改善しないのは、政治の怠慢と言わざるを得ません


①現金支給をやめて、交換チケットを用いた配給制度にする
生活必需品を現物支給にすることで、当初の目的以外のもの以外にお金が使われることを防ぐ

②住まいを状況に柔軟に対応できる仮設住宅や公営住宅にする
受給者を一定の地域に住まわせて、生活レベルや環境を管理しやすくする
また、シングルマザーや高齢者に配慮した住み分けも行う

③技術指導、資格補助など「就職支援」を行う
働きたくても働けない受給者に、そのチャンスを与えられる将来に向けた指導を行う
ただ飯喰らいを排除して、一定の生活水準で自活できるまでの期限付き支援に留める


はっきり言って、働かざる者喰うべからず、です

お金を全く稼げない人間にはそれなりの理由があるわけで、何でもかんでも救うのが福祉と考えるのは筋違いです

長期間、甘えられる制度があるのが、受給者の自立の弊害となっている点も否めません

本当に困っている人に行き渡らない現行制度は、国の社会保障費を圧迫する元凶であり、今すぐ着手すべき問題です


根本的な解決は彼らの一時的救済ではなく、長期的視野で自立を促すことです

現金だけ渡し、彼らに救いの手を差し伸べたポーズとしての手助けをするのは簡単で、彼らへの教育支援事業を形作る方が苦労をするのは当然です

しかし、それこそが福祉であり、長期で考えればどちらが真に国民を思った制度かは明白ではないでしょうか

ちょうど似た考え方の記事があったのでリンク

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