盗伐繰り返される地方山林

Kazuma Muroi

Shalom Homesの代表取締役。NPO法人横浜市まちづくりセンターの理事。執筆テーマは古武術・子育て・民俗学・宗教学。

弱いものを狙う悪質な行為

宮崎県で、木材需要の好景気に隠れて、所有者に無断で伐採行為をする業者が増えています

しかも、所有が県外住居者であったり、老人であったり、障碍者であったりと、簡単に状況を確認にいけないことを知った上で行う悪質なものです

国は林業保護を謳いながらも打開策はなく、宮崎県も林業保護の旗頭的位置にいながらのこの状況です

早急に手を打たねばならないのは明白です


弱き民の苦しみを踏みにじる行政の姿

70回以上にもわたって通うことでやっと被害届を受理する警察、抜本的な対策をうたない宮崎県

こうした被害は林業に限ったことではありません

現在の五輪景気に沸く首都圏でも、ブルーワーカーの人々からは怨嗟の声があがっています

しかし、お上はその責任を負わずに民間に負担させて、プロジェクトを推し進めています


また、福島県の放射能による風評でいじめられた小学生に対していじめを認めなかった横浜市教育委員会も記憶に新しいものです

シングルマザーで本当に困っている方に生活保護が行き渡らず、生保取得を生業とするあこぎな集団もいる始末です


内側からの改革が苦手な日本

日本史を紐解いて確実に言えることは、日本は自浄作用が非常に弱いということ

むしろ、アジア全域に言えることかもしれません(かつて世界の映画を極めた唐の衰退など)

強権的な外部要因がいつも日本に変革をもたらしてきました

AI、スマホ、情報IT、軍事、日本が覇権を握れる産業は非常に少ないものです

ノーベル賞を受賞する人間はいれども、それを利用してプライオリティを活かすまでには至っていません

次の変革の起爆剤が何になるのか、現段階では読めません

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