「汗をかいてデトックス」は真っ赤な嘘だった

Kazuma Muroi

Shalom Homesの代表取締役。NPO法人横浜市まちづくりセンターの理事。執筆テーマは古武術・子育て・民俗学・宗教学。

猛烈な炎天下の中、大量の汗をかいている方で溢れる日本列島

「汗をかくことで体の老廃物が排出されて体内が綺麗になる」というのは通説ですが、この度、発汗作用による体内清掃は全く期待できないという研究結果が明らかになりました

実際に、体内環境を清潔に保つのは腎臓と肝臓であり、発汗作用に含まれる有害物質はわずかのため、(発汗によるデトックスは)あってもなくても変わらないレベルとのこと


2リットルの発汗で排出できる老廃物は、その0.02%に過ぎません
激しい運動からの発汗作用でも0.04%なので、そこに期待してはならないわけです
尿や便による排泄を重視するのがよさそうです

以下、抜粋です


(体内の有害物質について)これらの物質は「残留性有機汚染物質」と呼ばれ、農薬、難燃剤、そして現在は禁止されているもののまだ環境中に残っているポリ塩化ビフェニル(PCB)などがある。食品や環境中に存在する「毒」と一般に考えられているが、脂肪に引き寄せられる性質があるため、大部分が水でできている汗には溶けにくい。


それでも人気のデトックス産業、汗のかきすぎによる死亡事故も起きている中で、消費者の自覚を促すばかりです


参考記事:ナショナルジオグラフィック

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