<七夕伝説>
むかし、天上の神に美しい娘がおりました
名は織姫(おりひめ)といい、機を織るのがとても上手な女性でした
また、地上には働き者の牛飼いの若者、牽牛(けんぎゅう)がおりました
天の神は彼こそが自分の娘にふさわしいと考え、2人を引き合わせました
織姫と牽牛はすぐに打ち解け、思い合う仲になりました
共に暮らすようになった2人は機を織ることもせず、牛の世話もせず、相手を愛でることにばかり時間を使うようになっていきました
仲睦まじいことはよいのですが、これでは2人にとってよくないと考えた天の神は、2人を引き離してしましました
涙に明け暮れる織姫は、渋々機を織り始め、牽牛も真面目な牛飼いに戻りました
ところが、娘の余りに打ちひしがれた姿に心を痛めた天の神はひとつだけ娘に優しさを示します
一年に一度だけ牽牛との逢瀬を許す
それが7月7日の七夕と定められましたとさ
<七夕の言葉の由来>
棚機(たなばた)が当て字で七夕となったようです
他に七を「たな」、夕を「はた」と読む字を私は知りません
<天の川の正体>
地球は太陽系の一惑星というのは周知の事実ですが、その太陽系も1つの銀河の中の1恒星に過ぎません
その太陽系を含む銀河も、より大きな銀河団の一つです
言葉では分かりにくいので、以下の動画を参考に
1:45から2:05までの20秒だけご覧ください
2:00の時点で現れる円盤型の銀河、これらの星の集まり(おそらく銀河の中心)を地球から見上げたのが天の川の正体です
つまり、7月7日以外でもいつでも天の川は観測が可能です
街灯が少なかった時代には当たり前に見れたのでしょうが、今では肉眼での観測は都市部では不可能です
素敵な天の川を、好きな相手と見ることができたらとてもロマンティックでしょうね
0コメント