春の叙勲はなぜ若者が受賞できないのか

Kazuma Muroi

Shalom Homesの代表取締役。NPO法人横浜市まちづくりセンターの理事。執筆テーマは古武術・子育て・民俗学・宗教学。

春の叙勲受章者が発表されました

叙勲とは国や社会に特別な貢献があった方を国が称える制度です

4000人超の人数ですが、民間人はその半数以下が通例の様子

受章者の方々にはお祝い申し上げます


どうして若者が受章しないのか

今回の受賞者をざっと眺めていると70代以上の方が7割以上を占めていました

最低年齢は私が見た限りは58歳の方

失礼な言い方ですが、「お年寄りの方が相互に称え合う自己満足の表彰なのか?」という疑問が湧いたので調べてみました

70歳以上か、所定の条件に該当する55歳以上で、公共や社会に功労があった人に国が授与する(朝日新聞)

という規定が存在するようで、55歳に満たない年齢のものは受章資格がないようです


↑政府広報オンラインより


一般に聞き覚えがある勲章は「紫綬褒章」と「国民栄誉賞」でしょうか

かつては紫は最も高位な色とされ、聖徳太子の冠位十二階でも最高位の色でした

てっきり紫綬褒章はものすごい勲章かと思っていたのですが、科学分野の表彰を紫にしているだけで、農工業の黄綬、人命救助の紅綬など色々あるようです

国民栄誉賞は吉田沙保里さんや長嶋茂雄さんが受章しているので最も身近ですね


こうした勲章や叙勲の判断基準は明確ではないですが、もっと幅広い世代を公正に評価する制度であるべきではないでしょうか

私と同年代で、国のために素晴らしい貢献をしている方は存在します

また働き盛りの中年世代こそ、最前線の陣頭指揮を執っています

彼らにこうした評価を与えてより奮起してもらうことこそ、有意義でしょう

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