ユダヤ人とアラブ人が共に学ぶ学校

Kazuma Muroi

Shalom Homesの代表取締役。NPO法人横浜市まちづくりセンターの理事。執筆テーマは古武術・子育て・民俗学・宗教学。

通常、同じクラスになることがないユダヤ人とアラブ人
イスラエル国内で両者の人口比率は75:25ですが、ネタニヤフ首相が公然とイスラエルはユダヤ人の国であると発言し、建国の理念を歪曲したことで、両者の溝が深まるばかりです
そんな中でユダヤとアラブの相互理解のために作られた学校があります
入学待ちは1000人と言われ、先生も教科書も、ヘブライ語とアラビア語の両方が用意されています

特に惹かれたのは、1948年イスラエル建国についてのディベートです。
ユダヤ人にとってはシオニズム達成の栄光の、アラブ人にとってはナクバと呼ばれる難民発生の原因の、非常にセンシティブな話題なのです。
ユダヤ人はアラブ人の立場で、アラブ人はイスラエル人の立場でディベートを行うという取り組みは、相互理解という意味で非常に有意義です。

決して良好な関係と言えない日本とその周辺国には、見習うべき部分が多々あるのではないでしょうか。

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