なぜ暗殺者を「アサシン」と呼ぶのか

Kazuma Muroi

Shalom Homesの代表取締役。NPO法人横浜市まちづくりセンターの理事。執筆テーマは古武術・子育て・民俗学・宗教学。

よくゲームの職業選択などで暗殺者という位置づけで使われる「アサシン」

盗賊系職業の進化系ジョブだったりします。

アンサツからアサシンにどうして言葉が変化したのかな、と子供の時によく思ったものです。


キリスト教徒がイスラム教徒の一派をそう呼んだから

答えを先に言うと、キリスト教徒が暗殺術に長けたイスラム教徒のニザール派をそう呼んだからです。

気分を高揚させ、士気をあげるために彼らは大麻(ハシーシ)を用いました。

そこから大麻を吸う人(ハシーシーン)と呼ばれ、十字軍の兵士が彼らを非常に恐れたことが起こりと言われています。


そのまま英語で暗殺者を指すassassinの語源にもなりました。

薬物で狂気の一団と化して暗殺を繰り広げる、なんとも漫画のような本当のお話でした。


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