大人になってから観る『天空の城ラピュタ』

Kazuma Muroi

Shalom Homesの代表取締役。NPO法人横浜市まちづくりセンターの理事。執筆テーマは古武術・子育て・民俗学・宗教学。


日本国民で知らない人はいない映画タイトル、天空の城ラピュタ。

ちゃんと観たことないという人が意外といたりすることもありますが、今回はそんなラピュタの話。

私がジブリの中で一番好きな映画で、子供時代だけでなく成長してからも楽しめる不朽の名作です。
1986年公開映画とのことですが、テンポの良さ、キャラクターの個性、ストーリーの流れに空間描写など、決して今のアニメ映画に劣るものではありません。
むしろ、3D技術や高画質が、良い映画の必要条件ではないということを改めて感じます。
この作品を宮崎駿氏が脚本、監督を務めているのは周知の事実ですが、「原作」も手がけているのをどれくらいの方がご存知でしょうか。
トトロ、ナウシカも原作は宮崎駿の考案です。
恐るべき才能ですね、引退宣言が残念でなりません。
3D技術で新作を作るとか作らないとかの話もありますが、どうなることでしょうね。
ラピュタを現代技術で復刻してみてほしいですが、宮崎駿氏はリメイクには否定的なので、それが叶うことはなさそうです。

•要塞に囚われたシータを救出しに向かうシーン
•タイガーモス号の見張り台でパズーとシータが語らうシーン
これは必見です。「上がれぇぇぇ!」からは鳥肌です。まあ、全部良いシーンなんですが。
大人になって見直してみると、細かい台詞の真意や、聞き取れなかった言葉を知ることが出来て、二度美味しいです。
86年の描写技術でこんなに綺麗なシーンが描けるんだなぁ、パズーがトランペット吹きながら夜が明けるシーンにも驚きました。
叶うことなら映画館で観たい作品の一つです。

どんな女の子が好きなの?と聞かれてシータと答えていた学生時代。
もはや変態ですね。
でもそれくらい心が震えた良い映画ということです。
一度も観たことがない方、Twitterやインスタをやる時間を節約して、ご覧になってください。

歴史を感じる予告編です

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