何事も十年は続けてみなさい

Kazuma Muroi

Shalom Homesの代表取締役。NPO法人横浜市まちづくりセンターの理事。執筆テーマは古武術・子育て・民俗学・宗教学。

とある老婦人から頂戴した言葉です。

吉祥寺にお住いの彼女の家で、初めてお会いした時から、教養がある方独特の挙措は感じていました。お住いの調度品の数々も、ちょっとしたお金持ちが持っているものと異なるものが多かったので、正直に思ったことを彼女に伝えてみました。

「飾られているものを拝見しましたが、どれも普段みられないものばかりですね。あの額に入った筆跡とか。草書でしょうか?」

「あらそんなことないですよ、私が書いたんですもの」

と、そこから彼女の何かに火がついて、趣味の品々を色々と見せてくださいました。伝統芸能に目がない私には感激のものばかり。書道、華道、お琴を嗜まれていたようで、自宅にお琴が置いてある方にお会いしたのは初めてでした。帰り際に、華道の免許皆伝?のような額があったので、そこに触れた際に彼女が言った一言が

何事も十年続けてみないと分からないわよね

十年以上継続していることが公私共に存在しないので、非常に考えさせられる一言でした。薙刀の先生も同じようなことを言っていたような。自分の道を見つけた方々の貴重な言葉として胸に刻もうと思います。

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