東京・大阪・博多への人口集中を避ける意義

Kazuma Muroi

Shalom Homesの代表取締役。NPO法人横浜市まちづくりセンターの理事。執筆テーマは古武術・子育て・民俗学・宗教学。

都心部への人口流入が止まらない。そして一度都市部に流れた若年女性は地方都市に戻ることが少ない。こうして、都市部と地方の格差はあらゆる面で広がっている。


江戸期に行われていた人返しの法

東京では鉛筆のような細い三階建の庭の無い戸建が立ち並び、駅に近いエリアは高層マンションが立ち並ぶ、なんとも殺風景な風景である。

地方都市に訪れてまず感じるのは「空間のゆとり」である。人との距離が保たれる環境は、安心できる空間(パーソナリティスペース)が確保できる。都市部でしばしば起こる、ベビーカーが邪魔という議論など馬鹿らしくなる。このゆとりは子育てにも大きく影響する。地方都市でこそ子育てをすべきなのである。


異常な土地価格の高騰

かつて住居の価格は年収の5倍程度と言われていた。400万円の年収なら2000万円というわけだ。だが今の新築マンション価格は7000万円以下が少なく、地方都市のタワマンで1億2000万円の値を付けるなど、誰が買うのか分からない&将来の負の遺産になるのが目に見えている物件がゴロゴロしている。
東京23区の住宅エリアの土地は坪単価200万円以上が当たり前にある。一方、地方郊外では土地坪2万~5万円など普通に存在する。私の好きな島根県では500㎡の土地に150㎡の住宅がついて300万円で売っていた時は衝撃を受けた。実際は解体費用や補修工事でそれ以上に膨らむとは分かっているが、広大な庭で子どもを遊ばせたい思いがある親としては夢を抱かずにはいられない。


移住を阻む障壁~雇用の有無~

「仕事がない」「収入が下がるので地方には住めない」という考えで移住を踏みとどまる方は多い。そんな方々には、今の仕事を続けながら拠点を地方に移す二拠点居住を考えてみてほしい。リモートワークが可能な人はADD都心部への人口流入が止まらない。そして一度都市部に流れた若年女性は地方都市に戻ることが少ない。こうして、都市部と地方の格差はあらゆる面で広がっている。


江戸期に行われていた人返しの法

東京では鉛筆のような細い三階建の庭の無い戸建が立ち並び、駅に近いエリアは高層マンションが立ち並ぶ、なんとも殺風景な風景である。

地方都市に訪れてまず感じるのは「空間のゆとり」である。人との距離が保たれる環境は、安心できる空間(パーソナリティスペース)が確保できる。都市部でしばしば起こる、ベビーカーが邪魔という議論など馬鹿らしくなる。このゆとりは子育てにも大きく影響する。地方都市でこそ子育てをすべきなのである。


異常な土地価格の高騰

かつて住居の価格は年収の5倍程度と言われていた。400万円の年収なら2000万円というわけだ。だが今の新築マンション価格は7000万円以下が少なく、地方都市のタワマンで1億2000万円の値を付けるなど、誰が買うのか分からない&将来の負の遺産になるのが目に見えている物件がゴロゴロしている。

東京23区の住宅エリアの土地は坪単価200万円以上が当たり前にある。一方、地方郊外では土地坪2万~5万円など普通に存在する。私の好きな島根県では500㎡の土地に150㎡の住宅がついて300万円で売っていた時は衝撃を受けた。実際は解体費用や補修工事でそれ以上に膨らむとは分かっているが、広大な庭で子どもを遊ばせたい思いがある親としては夢を抱かずにはいられない。


移住を阻む障壁~雇用の有無~

「仕事がない」「収入が下がるので地方には住めない」という考えで移住を踏みとどまる方は多い。そんな方々には、今の仕事を続けながら拠点を地方に移す二拠点居住を考えてみてほしい。リモートワークが可能な人はADDressのサービスで地方都市を巡ってみてもよいかもしれない。

住んでみたくなる地域、家族と過ごしたくなる地域がきっと見つかることだろう。


移住関係の相談窓口のリンクを載せておきます。


認定NPO法人 ふるさと回帰センター

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