やりたいことが見つからないという学生が多い

Kazuma Muroi

Shalom Homesの代表取締役。NPO法人横浜市まちづくりセンターの理事。執筆テーマは古武術・子育て・民俗学・宗教学。

10代の高校生やフリーターと話していて、彼女たちが抱えている悩みが

1)やりたいことがあっても頭が悪くて自分にはできない

2)親がダメって言うからできない

3)そもそも何をしたいか分からない

4)自分で決められるから人に勧められたくない

などなど、と言ったものである。

明確な将来設計を持つこと、今の日本では難しいようで、消去法で将来のことを選択しているように見受けられる。

高校入試、大学入試、就職、という節目のハードルが彼女らが描く夢を寸断しているようにも見える。


勉強がつまらないのは当然である。時代の変化に日本の教育制度がついてきていないのだから。それでも、「学校の勉強」というつまらない箱の中は忘れて、「自分のための勉強」という意味で知識と知恵を身に着けることは忘れてはならない。

(1)の自分が頭が悪いっていう考えは本当にもったいないので、今この瞬間からやめることです。子供や若者が勉強に集中できないのは99%教師(学校)と親の責任です。学校の成績が悪かったエジソンやアインシュタインが偉人と呼ばれるように、力の活かしどころは学校以外に沢山あるのであきらめないで。

(2)親がダメ。これは解決が困難。親元を離れるのが一番です。親が変わることは難しい上に、子供の可能性を潰す元凶は親であるケースがほとんどだから。

(3)の子は本を読むこと。何をしたいのか分からないのは、何も知らないからです。怖がらないでやったことがないことに挑戦し、会ったことがない人と出会い、行ったことがないところへ行くこと。初体験を重ねることで、必ずや道は開けます。

(4)素直であることが成長の第一条件です。自分は自分 人は人、という考え方は捉え方次第です。助言を活かすか殺すか、人に心を開くかどうか、全てはあなた次第。


悩むことが人を成長させるので、大いに苦しんでほしい。

自分の内側から出した答えは、外からのどんな情報よりも力を持っているのだから。

小さな悩みで歩みを止めないで、悩みながらも将来のことに希望をはせてほしい。

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