文化人類学の面白さ

Kazuma Muroi

Shalom Homesの代表取締役。NPO法人横浜市まちづくりセンターの理事。執筆テーマは古武術・子育て・民俗学・宗教学。

世界にはこんな人々がいるのか、日本の古来の暮らしはこれほど結びつきが強いものだったのか等々、文化人類学に関する研究を行っているといくつもの楽しい発見があります。私がこの学問の奥深さに気づいたのは25歳を過ぎてからで、より専門的に学ぶようになったのはごく最近です。

もしも、今、大学受験を控える身になったら間違いなく文化人類学を学べる大学に進むことでしょう。この領域に学生の時から進もうと決めている子どもたち、広くは研究者になろうという意志を持って大学に入学する人々は、どういった幼少期を経てきたのか非常に興味があります。なぜなら、私の高校生時代は恥ずかしながら、学問とは遠いところにいたからです。


日本は島国であり、(最近はそうでもないですが)単一民族国家です。誇り高く、品位ある民族である日本民族というイメージが果たして昔からその実を伴っていたのか。また、現在もその評判に違わぬ文化を保持できているのか。英語が苦手で外国との直接的接触が多くないこの国だからこそ、文化人類学から得た知見を皆に広めたいと思うこの頃です。


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