世界のミドルエイジが気にしていること

Kazuma Muroi

Shalom Homesの代表取締役。NPO法人横浜市まちづくりセンターの理事。執筆テーマは古武術・子育て・民俗学・宗教学。

世界中のミドルエイジの人々が現在関心を寄せている統計データ(2020年8月現在)です。

8月時点での国連アンケートのデータのため、コロナが強い影響を与えた結果となっています。

1位 普遍的な医療へのアクセスを優先する

2位 グローバル経済を見直す

3位 人と国との連帯を強める


東アジアでのコロナに対する意識と、欧米でのコロナ意識は大きな乖離があるように感じます。それは感染者数字からも分かります。

日本のコロナ対策は、場当たり的というかパフォーマンス程度の施策が多く、国民も重篤化しないコロナに対して気を遣うことに辟易とし始めているようです。飲食業、旅行業など大打撃を受けた業界への支援も万全とは言えず、アルバイト頼みだった若者たちの生活支援もままなりません。外国への姿勢だけでなく、内部の怨嗟の声に耳を傾けるべきではないでしょうか。

今回のコロナの爆発的な流行は、地球の距離が縮まった、いわゆる、グローバルな繋がりが一因ともいえます。それに対してなのか、統計でもその抑制への意見が挙がったようです。安直な鎖国が有益かと言えば、経済の停滞を招くため得策とは言えません。しかし、人の往来はもっと早い段階で厳しく制限すべきだったと言えるでしょう。

世界が「withコロナ」に移行していく中で、偏見や差別を持たずに、どうやってコロナと付き合っていくか、進歩的な議論が求めらています。抑制レベルや病床数など、世界トップレベルの医療制度を有している日本は、今こそリーダーシップをとって、世界に貢献すべきではないでしょうか。

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